古今話

 

まあ、こんなものを書く時は大体ネガティブな時だよね〜

 

私、自分のこと嫌いでさ。中学までは自分をそこまで意識していなかったからなのか、周りの人間関係に意識を向けすぎていたからなのかはわかんないけど自分が嫌いって思った記憶はあんまりない。たぶん高校からかな。

 

無事に入学した第1志望の高校は文武両道の武強めって感じ。40人8クラスで学年が320人。全校だったら1000人くらいの規模の高校。丘の上にある学校だった。憧れだったから嬉しかった。市内で1番人数の少ない中学からの進学だったからあんまり同じクラスに知り合いがいるのは期待してなかった。

クラス分けの表を見る限り1-2になって知り合いは0。個人的には中途半端に仲良い人がいるクラスなんかより知り合いが居ない方が居心地がいいからラッキーとも思った。

 

でも結構そのクラスが地獄で。タイプが合う子が一人もいない。ノリもテンションも話も興味ある部活も同じ子が1人も居ない。のに、みんなはどんどん仲良くなってくなぁ〜って思ってた。まあそれはいっか、別に友達に困ったことはあんまりないし話そうと思えば話せるし。と思ってた。

5月になって、たまたま1人だけ同じ部活に入った女の子と話した。背が低くて目鼻立ちがハッキリしてて、初対面でかわいいなってなるような子。でも種族で言ったら闇って感じ。自分の中の全てはさらけ出さない。本当に踏み入れられたくないところには他人を立ち入らせない。そんな感じの女の子。気が強い子だった。

なんやかんやでその子と別の部活の子と3人でグループになってご飯を食べるようになってたりもう1人の子は優しさが顔から滲み出てた。物静かでニコニコしてた。人には流されやすそう。まあいい。ご飯を1人で食べなくていいならいい。

 

もうなにがきっかけかなんて曖昧すぎるし嫌な記憶だからあんまり覚えてないんだけどたぶんその女の子とシンプルに気が合わなかったんだと思う。私は無神経で気が使えないし、その子は気に食わなかったらとことん人間を嫌うタイプ。そんな二人の関係はすぐに破綻するよね〜

正直私はその子が裏で私の悪口言ってるの知ってたし裏垢でツイートしてるのも知ってた。女の子特有の仲間を集めて行くタイプの子だった。私はそんなふうに人を巻き込めない。得意じゃない。やるなら一人でやりたい。戦うならタイマンがいい。戦法が違うし味方の数が違う。圧倒的に私の敗北だ。強い女は賢い。戦い方を考える。私は賢くないから耐えるしか無かった。どんどんクラスに居場所が無くなった。そもそも仲のいい子がいないクラスでみんなが相手の女の子の味方になる。夏休み明けてからは月曜から木曜まで死に物狂いで学校に行って金曜日は辛すぎて朝起きれなかったし学校なんて行けたもんじゃなかった。

その頃から自分が嫌いになってきて、存在意義とか嫌われないためにとか人間関係とかをしこたま考えるようになった。その人が何を考えてるのか把握したくなる。嫌われるのが怖いから全部知りたくなる。みんなにいい顔をしないと怖くなる。今までの私は周りにいい子がいすぎたんだって思った。人を疑うなんてことひとつも考えたこと無かった。みんな清らかな心を持っていて、困った時は手を差し伸べあって助け合って生きてるとばかり信じてた。そんなことなんかなかった。想像以上に汚かった。

 

中学を卒業した直後にTwitterで知り合った2つ年上の人と付き合った。初めての彼氏だった。その人ともこの頃から仲が悪くなった。何事かわかんない。忘れちゃったでもなんかあったんだろうね。360日で別れた。私の周りの人間が全て信じられなくなった。苦しい中もがいてもがいてたら1年が終わった。

 

高2、高3は人に依存するようになった。特に彼氏。自分のことが嫌いになったから自分のことを好きと言ってくれる人が近くに居ないと不安になる。高2のクラスは最高だった。友達に恵まれた。素敵な思い出がいっぱい出来たよ。嫌われるのが怖くなった私は自分を好きと言ってくれる人探しに必死だった。正直誰でも良くて、今考えれば頭おかしいんだけどそのくらい誰でもよくてただ不安なだけだったんだなって今なら思う。自分がどう言えば相手がどう思うのかとかいい感じの好きバレとか今思えば簡単に男子なんて落ちたもんだと思う。人間誰しも寂しがり屋だから自分のことを求めて好きでいてくれる人に弱い。大抵付き合える。

でもそんな感じで付き合った彼氏って全然面白くないし好きでもない私に好きなんて言葉はかけてくれない。だって魔法にかかってただけだもんね。大体半年から10ヶ月くらい付き合って別れて4ヶ月後には別の奴と付き合った。そんな風に高校生活は溶けた。

 

私の高校生活の名残は今でもある。自分が嫌い、好きでいてくれる人に依存する、自信が無い。

初対面の人には猫をかぶる。途中でめんどくさくなって本当の顔が見える。そこで離れる人はそれまでだね、ねこねこにゃんにゃんの私が好きな人はさようなら。私は面倒くさがりだから最後までは演じれない。そんなこんなで私は初めましての人は猫かぶるようになったし中途半端に仲良くなった人には明るく振る舞うようにした。こんなネガティブな思考があることがバレたらまずいしそれは明るい私じゃなくなる。必死に演じる。もはや演技。もちろん反動でしんどくなる。仲がいい子にはさらけ出しすぎてしまう。気が緩む。信じすぎてしまう。家族って気持ちになっちゃう。そんなことないから親しき仲にも礼儀ありを意識しなきゃね、気をつけよう。みんないつもありがとう。

 

 

努力したら自信が持てました☆なんてもの探せばいくらでもあるけど1つも自信にならなかった。努力、足りてないのかな。自分を好きになることなんて出来ないな。自分のことを好きだと思える人も自分のことが興味無い人も羨ましい。私は自分の嫌いの部分で興味がある。好きの部分は無い。自分のことを好きになりたくて自分を見つめ直して改善するけど好きなところはひとつも見つからない。好きだと思える人は認める力が強くて受け入れる力が強くて私も本当はそんな人になりたい。興味がないならないで自分の嫌いな部分に目が向かないのが羨ましい。自分を好きになろうとする努力をするとしんどくなる。その反動で何も出来なくなってもっと嫌いになる。お腹もすかなくなるしやる気も出なくなって寝ることしかできなくなる。お風呂も入れない。嫌いでしょ、そんな自分。ちゃんと頑張れる時ももちろんあるよ。今日も掃除した。最近はちゃんと毎週掃除も出来てるし毎日お風呂にも入るし歯磨きもするようになった。食器洗いも毎食ごとにやってる。

 

できる時とできない時の差が激しすぎるし、気分の上がり下がりも激しいから今は私を好きでいてくれる人を近くに置いたらと思うと可哀想になる。着いてくるのがしんどすぎると思う。幸せにはならないんじゃない?って。だったら1人で居た方がいいのかな。そんな風に思うよ。誰かと居れる人が凄いと思うし赤の他人だった人と助け合って支え合って寝食を共に出来るのがすごすぎる。簡単になせる技じゃないのに世の中では割と普通とされてるのも怖い。自分を好きでいてくれる人はほしい。寂しいからね。でもその人が私といたら幸せになれないから私は探すのを一旦やめてみた。今まで1人で居ることを楽しむことが出来なかったから、楽しめるようになってみようと思う。寂しくなったらネコと暮らしたい。なんかそれでいっかなって。